結婚。

いろんな人が結婚をする。バイトの先輩だったり、気球の仲間だったり、おともだちのおともだちだったり。春から新しい環境に身を置く方が、たくさんいる。

僕は2年間のフリーターを経て、学生に戻る。

僕が学生に戻るきっかけをくれた人は、県職員のおんなのこ。決めたのは自分。お金を払ったのも自分。やるのは、自分。

僕を奮い立たせるのは僕の大好きな人。憎いくらいに心配してくれて、その度にがんばらなくては、と思う。苦手なネギだって、食べるようになった。


エゾエの両親はとても優しいです。だから、厳しい人が3人も周りにいて、僕をむち打ってくれるのがとてもうれしいです。



なんだかわかんないけど、涙が出てきた。物事は全て、今のままではなくて、先に進んでいく。取り残されているようでも、僕は、ほかの人にとっては動いている存在である、ということ。

僕をきっかけにして、ひとりの女の子も学生になろうかとしている。フリーターはこうして、心の隅に不安を持ってる。何かしなくちゃいけないと焦って、でも何かが見つからなくて、毎日同じ仕事をして、遊ぶ暇もなくて、それはそれで楽しいのだけれど、何かが足りないと思って。




エゾエにとって、ここで暮らすことはとても苦しいこと。授業を受けるのも、今、実際に、とても辛いこと。ただひたすらに精神的に辛くて、また、机に突っ伏して大声あげて泣きそうになるのをこらえる毎日を、どうにか乗り越えようとしているのは、自分のため。


辛い。でも、それじゃ始まらない。







公務員になろうだなんて、思ったこともなかったエゾエが、佐賀に残るなんて考えるのも嫌だったエゾエが、いろんなことをみて、聞いて、やってみて、自分なりに折り合いをつけて、佐賀でがんばろうとしてるんだっていうこと。履歴書に2年もの空白の時間を作って、でも、この2年は無駄じゃなかったんだって、今は胸を張って言えることが、僕のホコリです。

追記:だからって「自分は正月から勉強始めた!」なんて言わないこと。エゾエはむやみに焦ります。