10時から寝てました。

前回質問をいただいた、「空見ながら走るの?」について、お答えします、エゾエです。ちゃんと全部の指を使ってタイプするので、痛い。というのも昨日、店の裏のドア、一般家庭における勝手口の鉄の扉で挟めたわけです。右手の薬指です。いてーよーいてーよー。なんで紫になってないんだろう。見た目は健康だね!

で、空見ながらかどうか。

「チームによるよ!」というのは答えにならないので、去年のエゾエの例を挙げましょう。去年は女2人とエゾエの3人が日本人のボランティアクルーとしてつきました。この3人はうまく役割分担ができました。

  • 車を走らせる係(サヤカさん)

無事故無違反が基本。裏道や農道を走るので、脱輪にも気をつけましょう。

  • 地図を読んで道を探す係(エゾエ)

理想は、気球がおりてくる地点まで先回りして待ってる、って言う感じ。

  • 空を見て気球の向きと速度を何となく見る係(アユミ)

何となくと言うのは、素人にはわからんからです。いまだに何となくしかわからん。「うーん、30度にさっきよりちょっと早め」とか。うーんって言ってる時点で自信なさげ。

と、ほんとにうまく分担してたわけです。これともう一人、パイロットの娘が無線係と地図見習い。っていうか、エゾエ、地図、読めるんです。(自慢)地図が読めることは、正確なゴールポイントを早く見つけることにもつながります。ほんと、何かと助かるわけです。だから、「英語はなせるからって別にボランティアこんでいいよ」と言われる人は、それこそ中途半端な英語の能力しかない人で。この話はまた次回。

で、これは成功例ね。成功例。いくら地図係がど素人だったとしても、地図が読めたからオッケーなんです。そういうもんなんです。バルーンの立ち上げと回収はだんだんなれるから。

で、失敗例はというと、もちろん、上の3つが1人でしなくてはいけないところですね。日本人クルーが2人いても、かたっぽがど素人で、地図も読めなくって、しかも言語的に意思の疎通が難しかったりするとそんなことになります。っていうか、なるんです。

伝説としては、気球の離陸後に追っかけを開始したい日本人クルーと、なぜか写真撮影を始める中国チームの心のすれ違いがありますね。追っかけることをチェイスと言います。そのまんまです。で、河川敷から出るのも一苦労なんです、山ほどあるチームがそろって出て行くわけですからね。人生の中で、あんなにハイエースくんたちが芋洗われてる光景を見るのは、そうないとおもいます。

やっぱり、大きな大会ですから、どこかでぎくしゃくはたくさんおこっています。だけど、優しくされたい、毎日褒められたいならボランティアクルーには応募しなくていいと思います。ボランティアはありがたいです。本部の人間は自分の仕事に追われててもそう思っています。っていうか願わくばエゾエのかわりにだれかドライバーしてくれって話。でも、ね。
  通訳はいりません。報酬を求める人もいりません。
ただ、気球が近くで見てみたくって、そのための肉体労働やえらい早起きやそのくせ11時頃まである意味不明の飲み会のための努力はいとわない!って言う人がいいんですよ。


というのを、最近、SIBFOでお手伝いしてて、すごく思うんです。