たった5分のご機嫌伺いをするために、電話をかけてくる人が居る。
単純で、まっすぐで、素直な人。

剣道してて、共通の知人も居て、わたしのことをものすごくかわいがってくれる。
複雑な環境を生きているのに、朗らかで、能天気で、バカ。
そう、バカ。しょうもないくらい。

誰かのために、夢をあきらめてその意思を継ぐなんて、わたしにはできることじゃない。
それをやすやすとやってのけるあんたはすごいけど、バカ。

あー、世の中の人がみんな、あんたみたいだったらよかったのにね。
いっつもそう言いながら、どんなにけなされても困ったように笑うだけ。
そして3秒後には、本当に笑っているから、わたしのほうが困ってしまう。


「あ、もうついたから、あとで2時頃電話する」


叩くよ?(←すきなひと以外には強攻政策)