時間外の憂鬱

夕張市職員、月40時間残業で手当5945円 上限制限

2007年06月23日07時46分

 財政再建団体の北海道夕張市の残業手当(時間外勤務手当)の上限が給与の2.5%に制限されていることから、職員が事実上の「ただ働き」を強いられている。市職員労働組合(厚谷司委員長、112人)は「賃金未払いは明らかな労働基準法違反」として改善を求め、法的措置も検討していくという。

 夕張市の職員(普通会計)は1年前に269人いたが、新年度には139人に半減し、1人あたりの仕事量が増加した。市職労が4月の労働実態を調べたところ、組合員平均の残業時間は34時間で、過労死が心配される100時間を超えた職員が2人、12人が60時間以上だった。

 財政再建計画では「時間外勤務手当は災害等特別な事情を除き給与総額の2.5%の範囲内」とされた。一般職の平均モデルで月給23万7800円の41歳の職員の場合、4月の残業は深夜も入れて40時間で通常の計算だと約7万3000円と年間の上限を超えてしまうが、実際に支払われたのは5945円だけだった。

 ある課長は「再建計画見直しは不可能で、総務省には『他の自治体はもっと少ない人数でやっている。できないのは無能だ』と言われるので沈黙するしかない」と話す。

 総務省の財政担当官は「市が2.5%で切り詰めてやれる、と申請してきたから総務省は同意した。できないなら、災害等特別の事情にあたるのか検討をする。再建計画の枠組みが大きく崩れなければ見直しもあり得ないことはない」としている。

まぁ、いくらやっても、書くのは30時間程度に抑えろって言ってるところもありますからねぇ。
でも、公務員の時間外は、上司の命令によって行うものでありますので、「命令によらず(勝手に)働いた」格好になるわけで。
タイムカード制にしてみなよ。なんてね。

自分の事を言い出すと、危ないのでやめときますけども。