自傷

ごめんなさい。でも、僕は腕を切ると言うことができません。ただし、した事が無いとは言いません。自傷癖の方がおともだちにいましたが、僕は、受け入れられない。それは僕が、「切る」という行為ができないためにそう思うだけなのか。自傷に軽いとか重いとかないなんて、言わないでください。
腕を切るのにどんな快感、もし本人がそう思っていなくとも、特別な感情があるのかは、僕にはわかります。だから、僕も、あなたも、もっとほかの事で発散できるといいと思うんです。理想は、ね。
とか言ってたら僕みたいに耳が穴ぼこになりますから!これ、実はファッションじゃないんですから!実用もかねてたんです!
腕を切っていたなみちゃんは、東京に行った。見た目病的で中身が健康な人が好きだっていってた。急に、彼女の事を思い出した。

切ったときの事細かな描写。「肉が見えた」「血がいっぱい出た」「でも、人間は死なないんだよ」そんな会話。辟易しました。どうせエゾエにはあたしのこのつらさなんて理解できないのよ、って言われてる気がしてた。お前の悩みなんかどうってこと無いんだ、って言われてる気がしてた。

悩んでる事はわかってるんだってば。あぁ、僕が言いたい事、伝わらない。

結局腕を切ってる人にとってみたら僕の腕や耳や髪の毛は「その程度の事」ていうこと。何もしていない人に比べて、壁を作られてしまうってこと。